無料ブログはココログ

« イエスカナンの女性に根負け | トップページ | 十字架 »

2019年8月 8日 (木)

聖ドミニコの記念日

説教
8月8日は聖ドミニコ司祭の日であります。
ちょうど6年前の8月8日、わたしはさいたま教区の教区管理者として初めて、さいたま教区の司教座聖堂である浦和教会でミサを献げ、さいたま教区の皆さんに挨拶を致しました。ちょうどその日が聖ドミニコの日でありました。
今日の福音は御存じのとおりペトロが「あなたはメシア、生ける神の子です」と信仰宣言をし、イエスからお褒めに与り、天国の鍵を授かったという、カトリック教会にとっては非常に重要な箇所であります。それなのにその直後に当の同じペトロがイエスから、激しい叱責を受けています。
「サタン、引き下がれ。あなたはわたしの邪魔をする者。神のことを思わず、人間のことを思っている。」
ペトロの善意には疑いがないのです。イエスのことを思ってお諫めしたのであります。しかしそのペトロの言動はサタンの仕業であるとされて退けられてしまったのです。わたしたちの教会の設立に関しては、この二つの出来事、つまりペトロへのイエスの称賛・承認とペトロに対するイエスの激しい叱責の二つの出来事が同時に深くかかわっていたのです。これは大変不思議な現象ではないでしょうか。
他方わたしたちは毎日のミサで民数記を読み続けてきました。民数記はエジプトを脱出したイスラエルの民がモーセに率いられて約束の地に向かう様子を述べています。民は何度もモーセに反抗し、泣き言を言い、ついにモーセはもうどうにもならないと音を上げて、「どうかわたしのいのちを取り上げてください」とさえ神に訴えたと述べているのです。今日の朗読では「メリバ」という地名の由来が説明されています。「メリバ」というのは「争い」という意味であり、水がないということで民がモーセに逆らったという出来事を表わしています。

2019年の日本の東京というところでわたしたち教会はどう歩むべきでしょうか。様々な試練と誘惑の中でわたしたちが人間の思いではなく神の思いに従って歩むことが出来ますよう、聖霊の導きをお祈りいたしましょう。

« イエスカナンの女性に根負け | トップページ | 十字架 »

ミサ説教」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« イエスカナンの女性に根負け | トップページ | 十字架 »