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2019年12月17日 (火)

イエスの到来

待降節第2木曜日ミサ説教

2019年12月12日

 

待降節で大きな役割を果たす人は洗礼者ヨハネです。洗礼者ヨハネはイエスが生まれるまでの救いの歴史の中でもっとも偉大なものであった、と今日の福音が告げています。さらにイエスは言われました。

「すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。・・・実は、彼は現れるはずのエリヤである。耳のある者は聞きなさい。」

ヨハネの時から全く新しい時が来るのであると今日の福音が言っていると思います。このイエスの言葉をしばらく黙想したい。

すでに最近のミサ説教で申し上げましたが、ヨハネはエリヤの姿を彷彿とさせる人でありました。エリヤは激しい預言活動をした人であり、神の怒りを表し伝える人であったと言えましょう。彼はらくだの毛衣を着、革の帯を締め、荒れ野で、一人で生き、はちみつとイナゴを食物としていた、という、非常に禁欲的な生き方をしていました。

それに対してイエスは、人々と生活を共にし、罪人と交わりを持ち、ヨハネとは対照的な生き方をした人でした。

このイエスの到来は旧約の時代から新約の時代への移行を示しています。その橋渡しをした人が洗礼者ヨハネであります。

それではイエスによってもたらされた天の国(神の国)の新しさとは何であるのか。

イエスの生涯は復活という出来事によって完成しました。今は待降節で、イエスのご誕生の準備をしておりますが、イエスのご誕生から復活にいたるイエスの生涯がわたしたちにとってどのような新しさを意味しているのか、をわたしたちなお考え、祈り求めたい。

わたしたちが日々新しく生まれ変わるためには、精霊の助け、精霊の照らし、精霊の導きが必要であります。今年の降誕祭にわたしたちもそれぞれ何らかの意味で新しく生まれ変わることができますように祈りましょう。

――

第一朗読  イザヤ書 41:13-20

福音朗読  マタイによる福音書 11:11-15
(そのとき、イエスは人々に言われた。)「はっきり言っておく。およそ女から生まれた者のうち、洗礼者ヨハネより偉大な者は現れなかった。しかし、天の国で最も小さな者でも、彼よりは偉大である。彼が活動し始めたときから今に至るまで、天の国は力ずくで襲われており、激しく襲う者がそれを奪い取ろうとしている。すべての預言者と律法が預言したのは、ヨハネの時までである。あなたがたが認めようとすれば分かることだが、実は、彼は現れるはずのエリヤである。耳のある者は聞きなさい。」

 

 

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