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2020年1月10日 (金)

重い皮膚病、ツァーラアト

降誕節金曜日(主の公現後)

2020年1月10日(金)、本郷教会

 

ナザレのイエスという人は何をした人であるかと言いますと、イエスのなさったことは4つの福音書が告げています。

非常に目立つことは、イエスが癒しということをなさったということです。

病者の癒し、障がい者の癒し、そして悪霊の追放ということをされました。

今日の福音は重い皮膚病の人を清くしたという話です。

重い皮膚病とは従来「らい病」と訳されていましたが、いろいろな問題が指摘されて、現在「重い皮膚病」という翻訳になっています。

従来ハンセン病と言われていました。

研究が進むに従って、必ずしもハンセン病と重い皮膚病が一致するものではないということが分かってきた。

今なお、どういう訳語が良いのかを論議されています。

ヘブライ語の原文は「ツァーラアト」と言います。

カビという意味があるようであります。

この病気にかかった人は、全身が非常に醜い状態になるだけではなく、共同体から排除され差別されていました。

そこでその癒しと清めを受けた場合には、祭司に体を見せ、そして清めの献げ物をして社会復帰が許されるようになっていたそうであります。

現代ではハンセン病は決して不治の病ではなくなりましたが、この病気によって差別されるという辛さは、今もわたくしたちが抱えている大きな問題ではないかと思います。

なお、第一朗読は使徒ヨハネの手紙であります。

今日の朗読の最後の部分をもう一度心に刻みつけたいと思います。

「神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。」

ヨハネによれば永遠の命というのは、父である神とその父がお遣わしになったイエス・キリストを信じることであり、御子イエス・キリストを信じる者はその時から永遠の命に移されているのであります。

 

第一朗読  ヨハネの手紙 一 5:5-13
(愛する皆さん、)だれが世に打ち勝つか。イエスが神の子であると信じる者ではありませんか。
この方は、水と血を通って来られた方、イエス・キリストです。水だけではなく、水と血とによって来られたのです。そして、“霊”はこのことを証しする方です。“霊”は真理だからです。証しするのは三者で、“霊”と水と血です。この三者は一致しています。わたしたちが人の証しを受け入れるのであれば、神の証しは更にまさっています。神が御子についてなさった証し、これが神の証しだからです。神の子を信じる人は、自分の内にこの証しがあり、神を信じない人は、神が御子についてなさった証しを信じていないため、神を偽り者にしてしまっています。その証しとは、神が永遠の命をわたしたちに与えられたこと、そして、この命が御子の内にあるということです。御子と結ばれている人にはこの命があり、神の子と結ばれていない人にはこの命がありません
神の子の名を信じているあなたがたに、これらのことを書き送るのは、永遠の命を得ていることを悟らせたいからです。

福音朗読  ルカによる福音書 5:12-16
イエスがある町におられたとき、そこに、全身重い皮膚病にかかった人がいた。この人はイエスを見てひれ伏し、「主よ、御心ならば、わたしを清くすることがおできになります」と願った。イエスが手を差し伸べてその人に触れ、「よろしい。清くなれ」と言われると、たちまち重い皮膚病は去った。イエスは厳しくお命じになった。「だれにも話してはいけない。ただ、行って祭司に体を見せ、モーセが定めたとおりに清めの献げ物をし、人々に証明しなさい。」しかし、イエスのうわさはますます広まったので、大勢の群衆が、教えを聞いたり病気をいやしていただいたりするために、集まって来た。だが、イエスは人里離れた所に退いて祈っておられた。

 

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