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2020年1月20日 (月)

新しい革袋

年間第二月曜日 ミサ説教
2020年1月20日(月)、本郷教会

 

今日のサムエル記の結びにおいて、サムエルはサウルに言いました。
「主の御言葉を退けたあなたは 王位から退けられる。」
もともと、王の存在は神の喜びとするものではなかったとサムエル記は伝えています。
イスラエルの民は、周辺の国々に倣って王が欲しいとサムエルを通して神に要求したので、神はやむを得ずその要求を聞き入れ、サウルを王としました。
しかしサウルは神の御心にかなう王として、王の任務を果たすことができなかったのであります。
焼き尽くす献げ物やいけにえよりも、主の声に聞き従うことが大切であると言っています。

 

今日のマルコによる福音では、イエスの弟子たちは断食をしていなかったらしく、その点で非難を受けたようであります。
イエスは御自身を婚礼の花婿のような存在である、と例えています。
イスラエルの人びとに、神の福音の喜びを告げ知らせる使命を持っていました。
「新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。」
新しいぶどう酒は発酵して、古い革袋を破る恐れがある、という説明もあります。
ここでいう「新しいぶどう酒」とは、イエス御自身、あるいはイエスの福音を指していると思います。イエスによって新しい時代が到来したのです。
律法はいわば子供を養い育てる養育係のような役割を担っていたが、新たにイエスの福音が述べられて、イエスを信じることによる救いが人びとに告げられました。

 

パウロが力説していることは、人は律法を守ることによってではなく、イエスを信じる信仰によって救われるのであるということであります。
イエスの救いは、聖霊を受けることによって実現します。
聖霊のもたらす実り、それは「愛、喜び、平和、寛容、親切、善意、誠実、柔和、節制」であるとガラテヤ書で述べられております。(ガラ5:22)
新しいぶどう酒とは、もしかしてイエスの復活と聖霊降臨を通して人びとに注がれる聖霊の恵みをさしているのかもしれません。

 

第一朗読  サムエル記 上 15:16-23
(その日、)サムエルはサウルに言った。「やめなさい。あなたに言わねばならないことがある。昨夜、主がわたしに語られたことだ。」サウルは言った。「お話しください。」
サムエルは言った。「あなたは、自分自身の目には取るに足らぬ者と映っているかもしれない。しかしあなたはイスラエルの諸部族の頭ではないか。主は油を注いで、あなたをイスラエルの上に王とされたのだ。主はあなたに出陣を命じ、行って、罪を犯したアマレクを滅ぼし尽くせ、彼らを皆殺しにするまで戦い抜け、と言われた。何故あなたは、主の御声に聞き従わず、戦利品を得ようと飛びかかり、主の目に悪とされることを行ったのか。」サウルはサムエルに答えた。「わたしは主の御声に聞き従いました。主の御命令どおりに出陣して、アマレクの王アガグを引いて来ましたし、アマレクも滅ぼし尽くしました。兵士が、ギルガルであなたの神、主への供え物にしようと、滅ぼし尽くすべき物のうち、最上の羊と牛を、戦利品の中から取り分けたのです。」サムエルは言った。
「主が喜ばれるのは焼き尽くす献げ物やいけにえであろうか。むしろ、主の御声に聞き従うことではないか。見よ、聞き従うことはいけにえにまさり、耳を傾けることは雄羊の脂肪にまさる。反逆は占いの罪に高慢は偶像崇拝に等しい。主の御言葉を退けたあなたは、王位から退けられる。」
福音朗読  マルコによる福音書 2:18-22
(そのとき、)ヨハネの弟子たちとファリサイ派の人々は、断食していた。そこで、人々はイエスのところに来て言った。「ヨハネの弟子たちとファリサイ派の弟子たちは断食しているのに、なぜ、あなたの弟子たちは断食しないのですか。」イエスは言われた。「花婿が一緒にいるのに、婚礼の客は断食できるだろうか。花婿が一緒にいるかぎり、断食はできない。しかし、花婿が奪い取られる時が来る。その日には、彼らは断食することになる。
だれも、織りたての布から布切れを取って、古い服に継ぎを当てたりはしない。そんなことをすれば、新しい布切れが古い服を引き裂き、破れはいっそうひどくなる。また、だれも、新しいぶどう酒を古い革袋に入れたりはしない。そんなことをすれば、ぶどう酒は革袋を破り、ぶどう酒も革袋もだめになる。新しいぶどう酒は、新しい革袋に入れるものだ。」

 

 

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コメント

新しいぶどう酒は、イエスの復活と聖霊降臨を通して人々に注がれる惠み、新しい革袋とは人々がイエスに対する信仰を抱く新たな時代? 大切な個所だと思いますが難しいです。

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