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2020年6月 4日 (木)

613の掟のなかで・・・

6月4日 年間第9木曜日

 「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」

 「あらゆる掟」と言いますが、旧約聖書にはいくつの掟が定められているでしょうか。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によれば、613の掟が数えられるそうです。伝統によれば、これら613の戒律のうち、248は「積極的戒律」で行動を促す命令、365は「消極的戒律」で行動を慎む命令です。365は一の日数に対応し、248は古代ヘブライ人が人体の骨と重要な器官の数であると信じられています。

イエスはわたしたちに新しい掟を残しました。「互いに愛し合いなさ。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」(ヨハネ13・34)

ヨハネの手紙も「目に見える兄弟を愛さない者は、目に見えない神を愛することができません。」(ヨハネ一4・20)と言っています。

使徒パウロもローマ書の中で言っています。

人を愛する者は、律法を全うしているのです。「姦淫するな、殺すな、盗むな、むさぼるな」、そのほかどんな掟があっても、「隣人を自分のように愛しなさい」という言葉に要約されます。愛は隣人に悪を行いません。だから愛は律法を全うするのです。(ローマ13・8-10)

 神を愛するとは神のお望みを行うことであり、神の望まないことを行わないことであり、それは隣人愛を通して実現されます。神を愛しているのに隣人を蔑ろにするならば、神を愛しているとは言えないのです。

 第一朗読  テモテへの手紙 二 2:8-15
(愛する者よ、)イエス・キリストのことを思い起こしなさい。わたしの宣べ伝える福音によれば、この方は、ダビデの子孫で、死者の中から復活されたのです。この福音のためにわたしは苦しみを受け、ついに犯罪人のように鎖につながれています。しかし、神の言葉はつながれていません。だから、わたしは、選ばれた人々のために、あらゆることを耐え忍んでいます。彼らもキリスト・イエスによる救いを永遠の栄光と共に得るためです。次の言葉は真実です。
「わたしたちは、キリストと共に死んだのなら、キリストと共に生きるようになる。耐え忍ぶなら、キリストと共に支配するようになる。キリストを否むなら、キリストもわたしたちを否まれる。わたしたちが誠実でなくても、キリストは常に真実であられる。キリストは御自身を否むことができないからである。」
これらのことを人々に思い起こさせ、言葉をあげつらわないようにと、神の御前で厳かに命じなさい。そのようなことは、何の役にも立たず、聞く者を破滅させるのです。あなたは、適格者と認められて神の前に立つ者、恥じるところのない働き手、真理の言葉を正しく伝える者となるように努めなさい。

福音朗読  マルコによる福音書 12:28b-34
(そのとき、一人の律法学者が進み出、イエスに尋ねた。)「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」イエスはお答えになった。「第一の掟は、これである。『イスラエルよ、聞け、わたしたちの神である主は、唯一の主である。心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、力を尽くして、あなたの神である主を愛しなさい。』第二の掟は、これである。『隣人を自分のように愛しなさい。』この二つにまさる掟はほかにない。」律法学者はイエスに言った。「先生、おっしゃるとおりです。『神は唯一である。ほかに神はない』とおっしゃったのは、本当です。そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神を愛し、また隣人を自分のように愛する』ということは、どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。もはや、あえて質問する者はなかった。

 

 

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コメント

「隣人を蔑ろにする」とは、どんなことをいうのだろうか。
くりかえし、考えています。

旧約聖書の掟が613もあり、248が積極的に行動を促す命令、365は消極的戒律で行動を慎むための命令だった。興味深く拝読いたしました。イエスはイスラエルの民に、唯一の主である神を、心を尽くし、精神を尽くし、力を尽くして愛しなさい、と説く。
イエスがわたしたちに残した掟は、「互いに愛し合いなさい、わたしがあなた「がたを愛したようにあなたがたも互いに愛し合いなさい」。この教えはすべての掟を全うするものである。 しっかり心に留めておきたいと思います。
今回もパウロは、テモテへの手紙で、イエス・キリストのことを思い起しなさい、イエス・キリストは常に真実であられる、あなたは真理の言葉を正しく伝える者となるように努めなさい、と語り、懸命に福音を伝えているのに心を打たれます。

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