大酒飲みのイエス
今日は十字架の聖ヨハネの日。今日の福音はとみると
ヨハネが来て、食べも飲みもしないでいると、『あれは悪霊に取りつかれている』と言い、人の子が来て、飲み食いすると、『見ろ、大食漢で大酒飲みだ。徴税人や罪人の仲間だ』と言う。しかし、知恵の正しさは、その働きによって証明される。」
ちょっと困った。大飯喰らいの大酒のみのイエスと十字のヨハネ。どういう関係?
若いころ十字架のヨハネにあこがれ、「カルメル山登攀」「霊の賛歌」など読んだものだ。どれだけ理解しただろうか?今は、「お酒飲み」と悪口を言われたイエスにホッとする。ところで「知恵の正しさ」とは何だ?十字架は神の知恵ではないか。人には愚か、躓きだとパウロも言っている。イエスの生涯は十字架と復活。人々にはそれが見えなかった。自分を否定してイエスの十字架を担うようイエスは求める。その求めに従ったカルメル会の修道者。霊性の手本が十字架のヨハネ。自分を捨てるとは自分の栄光を求めない、自分の支配を放棄する、自分のものは一切持たない、という道。それがお前にできているのか?出来ていないね。
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